1. チラシデザインのコツ
1.1. 伝える内容・目的を明確に
1.1.1. ターゲットに何を伝えたいのか明確にすることが重要
1.1.1.1. 伝えたい内容を明確にして情報を1つに絞ることで、消費者への負担とならずにチラシを読んでくれます
1.2. 5W1Hを意識する
1.2.1. W1Hとは「Who（だれが）」「When（いつ）」「Where（どこで）」「What（なにを）」「Why（なぜ）」「How（どのように）」を指す言葉
1.2.1.1. When・Whereで時間と場所を、Who・Whatで主体と対象を、Why・Howで理由と手段を組み合わせていきます
1.2.2. 6W3H1Mでさらに手厚く
1.2.2.1. 小田順子さんの著書「令和時代の公用文書き方のルール」を参照
1.3. チラシ内容とトンマナを合わせる
1.3.1. できるだけ読者の気を惹けるチラシデザインを考え、離脱率を抑える工夫を
1.3.1.1. それにはターゲット層が好むトンマナを把握することが大事
1.3.1.1.1. 魅力的な写真
1.3.1.1.2. イラスト
1.3.1.1.3. コピーライティング
1.4. お得な情報を明確に
1.4.1. スーパーなら特価セール、飲食店なら割引クーポンが記載された興味を引くようなチラシを配布することで、興味を持つ人が増えます
1.5. 店舗場所・問合せ先を分かりやすく
1.5.1. 商品を購入しに店舗に行きたくても位置が分からなければ行けません。また、商品についての相談や聞きたいことがあっても連絡先の記載がなければ連絡できません。チラシは行動を促してナンボ。
1.6. 口コミを掲載する
1.6.1. 際に利用した人からの声や評価をチラシに記載することで信憑性が上がります
2. チラシとは？
2.1. 大量に印刷され、「撒き散らすもの」
2.1.1. 印刷物を撒き散らすことで、多くの人に知ってもらうことができる伝達手段としての印刷物を「チラシ」と呼ぶように
2.1.1.1. チラシは安価で作成でき、多くの人に興味を持ってもらえる手段として、業種や用途を問わず利用されている
2.1.1.1.1. ラクスルマガジンより引用
3. チラシの種類
3.1. フライヤー
3.1.1. 飛行機から撒かれる印刷物であったことから「フライヤー」と名付けられたそう。現在では安全性の問題などにより、このような飛行機からの配布は禁止されている
3.1.1.1. チラシがA4を中心に大きめのサイズ、フライヤーはA6など小さめのサイズで作成されることが多いようです
3.1.1.1.1. ラクスルマガジンより引用
3.2. ビラ
3.2.1. 「片・枚（両方とも『ひら』と読みます）」を語源とする説が有力です（その他、英語で「張り紙」を意味するbillやびらびらと撒かれている様子から取られたという説もあります）。ビラは、寄席の宣伝に使われる印刷物として古くから利用されてきました。
3.2.1.1. チラシとビラについては明確な定義の違いはないようですが、一般的には掲示板などを用いて張り出して掲載される印刷物をビラと指すことが多く、薄い紙に印刷されることが多い（対してフライヤーは厚紙）
3.2.1.1.1. ラクスルマガジンより引用
4. リーフレットとチラシの違い
4.1. チラシは多くの場合折り曲げずに使用
4.2. リーフレットは折りを使いページを作り、それぞれに情報を分けることが可能
5. いまだに根強いチラシという媒体
5.1. チラシのメリット
5.1.1. 低コスト
5.1.1.1. 簡単に印刷会社に依頼ができるようになり
5.1.1.1.1. 無駄に高い費用を払わずにチラシは印刷できる時代に
5.1.1.2. 初心者でも扱いやすいデザイン編集ソフトがあり、外部に委託せずともクオリティの高いチラシ製作も可能
5.1.2. 保存力
5.1.2.1. 保管しておいて好きな時に取り出すことができる
5.1.2.2. 持ち運ぶことで狙った地域にピンポイントで宣伝活動ができる
5.1.2.3. お得な割引情報やクーポンを記載することで、保存力はより高くなる
5.1.3. 表現性
5.1.3.1. 紙面のサイズ、紙の質感、ポスティング方法などによって表現に幅を持たせられる
5.1.3.1.1. 手元に届いた瞬間に何の情報であるかを一目で判断できる必要があるチラシ
5.1.4. 権威性
5.1.4.1. 新聞折込チラシは、新聞社から折り込むことが認められている媒体であることを証明しているもの。
5.1.4.1.1. 信頼・権威性が担保される
5.1.5. 地域密着性
5.1.5.1. 実物の広告媒体であることから持ち運びに大変便利
5.1.5.1.1. 宣伝効果がより期待できる地域に配布する
5.2. チラシのデメリット
5.2.1. 効果の持続力に欠ける
5.2.1.1. 消費者のニーズとタイミングが合わなければ時間とともに宣伝効果が薄れてしまう
5.2.1.1.1. スーパーのチラシの場合、お得な情報には期間制限がついていることが多く、時期を逃すと消費者にとってチラシを持っておくことの価値はほとんどなくなります
5.2.2. 情報量に限りがある
5.2.2.1. 紙面サイズが決まっている
5.2.2.1.1. 掲載できる情報量を取捨選択しなければならない
5.2.2.2. 予算上配布量に限りがある
5.2.2.2.1. 配布量が決まってることは宣伝できる対象が決まっていることと同じ
5.2.3. 採算が取れない可能性
5.2.3.1. 確実な費用対効果を得られない
5.2.3.1.1. 一定量配っても消費者層ではないターゲットにチラシを配っていたり、掲載情報が伝わりにくいデザインであったりすると期待しただけの効果が得られないことも
6. チラシの配り方
6.1. 新聞折込チラシ
6.1.1. 新聞を購読している消費者が配布の対象
6.1.1.1. 宣伝効果は限定的
6.2. ポスティングチラシ
6.2.1. どこでも配布が可能
6.2.1.1. 宣伝効果は広範囲