1. ライティング・編集の流れ
1.1. 初稿
1.1.1. ブロックごとに受け入れてほしいポイント、何を話すべきか?は決めているはず。
1.1.1.1. そこに当てはまる素材は、ひとまずそこまで取捨選択せずにぶち込む。
1.1.1.2. この段階では書くというより、本当に集めた素材をパズルの枠に全部はめ込んでいくという感覚。
1.1.2. 前のステップで作った仮のストーリーボードに、まずは集めてきたリサーチ素材をぶち込む。
1.1.3. 本来は、翌日に冷静になって削っていく。2回目以降のライティングステップに入る。
1.1.3.1. だが、初心者のうちは変に削らない方がいい。入れた段階で先輩に見てもらって、ここは残す、削る。そもそも方向性がおかしい。などを見てもらう方がいい。
1.1.3.2. 大事な素材、肉を捨ててしまって枝葉しか残ってないことも多々ある...
1.1.3.3. ここでリサーチの真価が問われる。集めた素材がしょぼい or 的外れだとリカバリーできない...
1.1.3.3.1. 実際にSLで使う7倍の素材を集めろ(リサーチのポイント)
1.1.4. ちなみに、この時点でHLは必ず出すこと。(レターのメインアイデアがブレないようにするため)数もたくさん出しておく。
1.1.5. 可能ならリード案も複数 仮で出す。
1.1.6. 実例など・・
1.2. 2回目以降
1.2.1. 全然ダメな場合、論点がずれていたり、エピソード選びが悪い場合は、ちゃぶ台返しで0からやり直すこともある。
1.2.2. 初稿で打ち込んだものを整理していく。削っていく。必要ならブロックを並べ替える。
1.2.3. レビューを2~3回もらって、ブロックを並べ替えたり不要なところを徐々に削っていく。
1.2.4. この辺から、HLは30以上出す。リードも3パターン出して選んでもらう。
1.2.5. HL、リードで8割決まるので、一番力を入れる。
1.2.5.1. ケースバイケースだが、このライティング〜レビュー受けるステップを5回ほど1週間〜10日でくり返す
1.2.6. 実例など・・
1.2.7. 補足:agoraのピアレビュー https://www.evernote.com/shard/s451/sh/7c8c42ec-170a-4bec-b6b0-cb4e990345e4/9476c5d2e8ac568885d48f0fffbffeb6
1.2.7.1. 最初のうちはチームメンバーに協力してもらって、一緒に磨いて言ってもいいかも
1.3. 編集
1.3.1. CUBの観点で、一番伝えたいことが伝わる最小限ワードまで削る。彫刻のように磨き上げる。
1.3.1.1. ※重要:CUBとは・編集のコツ https://www.evernote.com/shard/s451/sh/ff115f99-9108-4988-abb9-00974ec68947/30cd3ee7c98fb1b7ae6acc95cc12f143
1.3.2. ここからは足し算ではなく引き算を意識する。
1.3.3. 声に出して音読するのも大事。
1.3.3.1. 人間の脳は音で言葉を理解する。頭の中で音読している。よって、心地良いリズムとテンポは想像の数倍重要。反応が大きく変わる。
1.3.3.2. ビデオは最終的に文字ではなく、動画になるので特に大事
1.3.3.3. 言いづらいところ、噛むところは要修正
1.3.4. レビュー会などで添削、複数の人に見てもらうのがいい
1.3.4.1. 混乱しないように、整理する。もらいかたには注意が必要。タイプによって指摘の細かさが違う。
1.3.4.2. FFSのアンカー系や、ウェルスのスチール系は指摘が細かい。最終編集には向いている などなど
1.3.5. アウトライナーでは完璧だと思っても、スライドやページに落とすときに再度削ることも多々あり。
1.3.5.1. デザインに合わせてコピーを調整するのは重要
1.4. 慣れてない人はしばらく、1人の先輩を決めて、最終編集をもらうと良い。何度もやってもらい、違いを見比べる。なんでこうしたか?を解説してもらう。
1.5. 実例・・
1.5.1. 初稿〜完成まで、萩原の場合 平均で7~10回。最大で15~20回くらい書いた物もある...
2. これからのライティングで大事なこと
2.1. VSLが主流に・・単なるスクリプトを書くというより、映画の脚本を書くようなイメージが近いか
2.1.1. 映画の脚本術を描いた本、ヒット映画をたくさんみて(特に冒頭)インプット
2.1.2. https://amzn.asia/d/0gbYZwRJ
2.2. 小川さんレクチャービデオを参考に
2.2.1. video3:(※1時間31分あたりから最後まで) https://www.loom.com/share/4030bab38c1c446ab3ae515f73488170?sid=3e9bc497-226d-4eec-8711-63b9c6e5fef8
2.3. point:ストーリーを頭から時系列で書かないこと
2.3.1. 映画が参考になる
2.3.1.1. 映画のシナリオライターのように描く
2.3.2. 動きのあるシーン。エンディングなどの一番面白い場所からはじめる
2.3.2.1. 情報過多の時代。tiktokでは最初の3秒が重要。カット数も数十年前の3倍以上に増えている
2.3.2.2. 単調、前置きが長いとすぐに離脱してしまう時代
2.4. セリフで構成すると、よりビビッドになる
2.4.1. かつてのトレーラー動画に近いイメージ
2.4.1.1. 参考: https://www.youtube.com/watch?v=S9I-eCrW1aM&t=10s
2.4.1.1.1. https://dpub.jp/library/#/contents/13158717/136988
2.4.2. 先生が話している生素材を多用したビデオの反応が良いので、全て書くというより、持って来れる素材を探す(または別途撮影する)ことがより重要に
2.4.2.1. 参考:https://d-publishing.wistia.com/medias/aajwyk3xx2
2.4.3. 書くことにこだわりすぎずに、適切なセリフを配置する感覚
2.4.3.1. 読ませるよりも、「見せる」方向へシフトする
2.4.3.2. NHKの予算かけたドキュメンタリー、ナショジオ、ヒストリーチャンネル、映画、海外の優れたプロモ,..
2.4.3.3. 世界レベルの作品を見て研究する
2.4.3.3.1. (少なくともYouTuberのレベルに負けていてはいけない)
3. その他...
3.1. 「プラモデル」のように仕事を分解して進める
3.1.1. 新商品リリースなどは特に、チャンクがでかい。やるべき仕事が多すぎる。
3.1.2. なので、計画しないとなかなか終わらない。
3.1.3. 毎日、朝1時間とか決めて、パーツごと作っていく。
3.1.3.1. 今日はクロージング、明日は保証というようにパーツを作って、最後に組み合わせる。
3.1.3.2. こうすると、後々パニックになりにくい。また、チャンクが小さいので進めやすい。
3.1.4. PJマネジメントを参考にして、仕事力を高めよう
3.1.4.1. https://amzn.asia/d/0iKSgGMr
4. レター(実務)の大まかな流れ
4.1. 第一段階のリサーチ
4.1.1. 商品価値を考える
4.1.2. ビリーフ(何と言えば、見込み客はこの商品が欲しいと思うか)を特定する
4.1.2.1. ここまでで「誰に、何を言うか?」が決まる
4.2. 第二段階のリサーチ
4.2.1. ストーリーを探す(↑のビリーフを強化するための内容)ためのリサーチ
4.2.1.1. 「どう言うか?」のフェーズ
4.2.1.2. ビリーフ(抽象)を伝えるための、ストーリー(具体)を探す
4.2.2. ポイントはあくまで「ビリーフ」ありきでリサーチすること
4.2.2.1. 全然関係ないネタ、面白くてもビリーフに合わないネタは捨てる
4.2.2.2. 余計な寄り道はしないこと
4.2.2.3. 商品に加え、書籍や論文、記事から探すのが一般的
4.2.2.3.1. ※ファクト、裏付けは要確認。YouTube見て知った気にならないこと。
4.2.3. 実務上では、ビリーフを100%固める前にこの段階に入るケースも多い
4.2.3.1. この過程でビリーフがよりブラッシュアップされることもある
4.2.4. 最低3つはレターのアイデアを出す。メインアイデア(HLの候補)+大まかな話の流れを書き出しておく
4.2.4.1. ※ヘッドライン(アイデア)を後から出す人がいるが、これは間違い
4.2.4.2. 言葉は後でブラッシュアップするにしても、大枠のアイデアは先に出すべき
4.2.4.3. ここでレビューもらう
4.2.4.4. サンプル解説...
4.3. ライティング
4.3.1. ストーリーボード(構成)を考える
4.3.1.1. 最終的にビリーフを強化する、信じてもらうために、何をどんな順番で伝えるべきか?
4.3.1.1.1. 最初は引き出しがないので、先輩にサポートしてもらおう
4.3.1.2. その枠組み(流れ)を先につくっておくイメージ
4.3.1.2.1. 参考: https://www.evernote.com/shard/s451/sh/466c651b-d351-40f5-9c98-668ceaa856b9/bf8f969cf59f8cfb3cb6d5638987d547
4.3.1.2.2. 参考: https://www.evernote.com/shard/s451/sh/359024f2-dfee-4daa-87db-83b26d13a496/8e77bf7cd0c6b4aad5b512fe882ee19a
4.3.1.3. Figmaにある程度型はある、過去事例などを参照する
4.3.1.3.1. テンプレ: https://www.figma.com/board/ho37Odhby0PtDYl2KVB1FT/%E4%BC%81%E7%94%BBtemplate?node-id=24-590&t=Wg1hAwJ3D0hIxvm1-1
4.3.1.4. また、外部のSwipeファイルなどを分析して、活用するのも1つの方法
4.3.1.4.1. 一例: https://www.evernote.com/shard/s451/sh/1881a49f-7c7a-4cd3-953b-3ef78c230fed/a6909029c305d8d0c1c68f5699427393
4.3.1.4.2. 参考にしたいレターがある場合、書くまえに写経しておくとイメージが湧きやすい。
4.3.1.4.3. 一字一句パクるのではなく、構造をパクる。これはスワイプの基本。初心者が陥る罠。
4.3.1.4.4. 日頃からのインプットがモノをいう。スワイプのストックが頭の中にどれだけあるかで、アイデアの質とスピードが変わってくる。
4.3.2. ↑の設計図に沿って、リサーチで集めた素材を入れていく
4.3.2.1. つまり、これが「ライティング」と言うもの
4.3.2.2. 適当に書く、気持ちの乗ったままに書くのがライティングではない
4.3.2.3. 考えて配置する、そして磨き上げるのが仕事
4.3.3. 編集、仕上げのプロセス
4.3.3.1. 後ほど詳しく解説...
5. ストーリーボード(論理構成)について
5.1. 参考図書: https://amzn.asia/d/0bkaGetU
5.2. ↑で伝えたが、最初のうちはテンプレや過去事例をもとに進めれば良い
5.3. ちょっとしたコツ
5.3.1. 思いつくたびに、macのメモ帳にどんどん書いてみる。ストックして書き換えていく。
5.3.1.1. 常にその商品について考えていると、寝てる時や朝目覚めた時。運動した後のシャワー浴びたあととか、散歩してる時にふと降ってくることが多い。
5.3.1.2. 机に向かってるときはアイデア意外と出ない。大量にインプットして、考えて、、それが解放された時にユーレカの瞬間が来る。(書籍:アイデアの作り方より)
5.3.1.3. 煮詰まったら眠るのも大事。朝起きると不思議と書きたいことがまとまっていることは多々ある。
5.3.2. 手書きでノートに書いて整理する、付箋に書いて並べ替えるのもおすすめ。
5.4. 大まかにはAIDAを意識する
5.4.1. AIDA
5.4.1.1. https://sales-copywriting.com/aida/
5.4.1.2. 一例
5.5. 2つのポイントを意識して作れると理想
5.5.1. ①ビリーフを受け入れるまでの流れをデザイン
5.5.1.1. 受け入れてほしいビリーフから逆算して、何をどの順番で受け入れてもらえれば、商品を買いたい!という流れになるか? これを考えて、順番に設計する。
5.5.1.2. 左脳的な仕事・論理構成
5.6. ②感情の流れのデザイン
5.6.1. それぞれのブロックで、どんな感情になってほしいか? なってもらえれば購買に近づくか?を事前リサーチから考えて設計する。
5.6.2. 人は感情で買って、理屈で正当化する。なので、先に感情を動かすことが重要。
5.6.3. ヒットレターのスワイプは、必ずキーとなる感情が設定されていて、そこを刺激している。スワイプを見るときは感情の構造もパクろう。
5.6.4. ストーリーを書く場合は、場面ごとにどんな感情になってほしいか。感情の起伏も意識しよう。
5.6.4.1. 参考図書; https://amzn.asia/d/0a4w3CK5